バイトの帰り道、電車の中。
中学のころ仲の良かったオンナノコに会った。
彼女とはホント仲が良かった。
部活を引退した後、高校入るまでの半年ほどはいっつも一緒に遊んでた。
それはもうホント毎日のように。
別に恋愛感情とかはなくて、友達以上恋人未満なんて陳腐なもんじゃなくてホントに友達だった。
まぁガキンチョだったし。
楽しかった、と思う。
その時は何も感じてなかったけど。
でも僕が私立の高校に入って大阪に通うようになってからは会わなくなったし連絡も取れなくなってしまった。
それからはその時の事を思い出すこともなくなってたし、思い出そうともしなかった。
中学のときの友達とはその子と数人を除いて仲の良い友人もいなかったし。
別にあんまり良い思い出もないなって思ってたから。
でも彼女と話した瞬間ばばばーっといろんな事思い出した。
あららいつの間にか7年も経っちゃったんだとか思いながら。
やっぱり楽しかったんだなーって事思い出しちゃた。
7年の間にいろいろ忘れてしまったと思ったけど。
ジブンは変わったんだよーって思ってたけど。
別に忘れたんじゃなくて、変わったんじゃなくて自分の中に薄い膜みたいな何かが積もってきた結果今の自分があるんだなってわかった。
今日の帰りの電車の中で聴いていた音は偶然にもストレイテナーのREMINDER。

そこから何かが変わっていくだろう
壊れた形や消え失せた色
そこにある何かが伝えていくだろう
優しさや悲しみや遠い記憶を

REMINDERって思い出させる人やモノのこと。
記憶を好きな時に取り出せる機能がジブンにあればいいなって思ってたけど。
こんな風に偶然、そこにある何かに出会う事で、消えてたり、普段思い出しもしないものでも鮮明に思い出せるってすごいと思った。
ほんとうわぁーってなるし、ドキドキできた。
よくわからない文章だけど。
今日は良い日だった。
でした。
終わり。